日々の手当て
素材の性質や特徴を知っておくと、経年変化を楽しみながら、より長く、質のよい状態を保ってお使いいただけます。
天然皮革は日々のお手入れによって深みが増し、履く人それぞれの一足に育ちます。
手当ての方法
|基本のお手入れ
ご使用の有無にかかわらず、1か月に1度の頻度で基本のお手入れをすることをお勧めします。
1.ブラッシングで靴の埃と汚れを落とす
靴全体についた埃を靴専用のブラシでブラッシングして取り除きます。特に、甲部分とアウトソールの縫い目は汚れが溜まりやすいので、丁寧にブラッシングしてください。
2.栄養分を補給し保湿する
人の肌と同じように、革も、乾燥が進むと堅くなります。
本来の状態を保つためには、革全体に潤いがあることが大切です。革の洗浄と保湿用のレザーウォッシュ&ローション* を柔らか布につけ、革全体を拭き上げ保湿します。
クリームは少量ずつ何回かに分けて塗布することで、均一に栄養補給と保湿が可能です。一箇所に多くを塗布すると、革の色が均一に仕上がらないことがありますのでご注意ください。
|汚れがひどい場合
革に付着した汚れがひどい場合は、柔らかい湿った布で汚れを拭き取ります。その際、汚れた箇所だけでなく、靴全体を均一に拭き取ってください。
その後、影干しで完全に乾燥させます。乾燥したら、基本のお手入れの1.2.を行います。
|雨などで水に濡れた場合
雨天でもお使い頂けますが、水が靴内に侵入しますのでご注意ください。
水に浸かるほど濡れた際には、新聞紙などを丸めて靴の内部に詰め、影干しで完全に乾くまで乾燥させてください。